免許の更新時期が近づくと、ちょっとドキドキしますよね。
この記事では、75歳以上の方が対象になる「認知機能検査」の中でも、イラストパターンBの覚え方について、わかりやすく紹介していきます。
私自身が検査を2回経験し、その体験をもとに、どんな準備をしておくと安心できるかをお伝えします。
ちょっとした工夫や、楽しく取り組める記憶のコツをお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
認知機能検査と高齢者講習の基本:どんなテスト?
高齢者講習の一環で行われる認知機能検査は、運転に必要な「記憶力」や「判断力」「注意力」が備わっているかを確認する大切な検査です。
このテストでは、全部で4つのパターン(A〜D)のうち1つが出題されます。
各パターンには16枚のイラストが含まれていて、それらを短時間見たあとに思い出して書き出すという内容です。
イラストは、身近な物から動物、道具までさまざま。
ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、この記事で紹介する覚え方のコツを使えば、誰でも安心して受けられる内容になっていますよ。
イラストパターンBとは?
2022年5月からの検査で使われている「パターンB」には、以下のようなイラストが出てきます。
ヒント | パターンB | |
1 | 戦いの武器 | 戦車 |
2 | 楽器 | 太鼓 |
3 | 体の一部 | 目 |
4 | 電気製品 | ステレオ |
5 | 昆虫 | トンボ |
6 | 動物 | うさぎ |
7 | 野菜 | トマト |
8 | 台所用品 | やかん |
9 | 文房具 | 万年筆 |
10 | 乗り物 | 飛行機 |
11 | 果物 | レモン |
12 | 衣類 | コート |
13 | 鳥 | ペンギン |
14 | 花 | 百合 |
15 | 大工道具 | カナヅチ |
16 | 家具 | 机 |
ジャンルがバラバラに見えるかもしれませんが、仲間分けやストーリーにすることで、意外とすっと覚えられます。
テスト当日はこのうちの1パターンがランダムに出されるので、事前にイラストの特徴をつかんでおくと安心です。
イラストパターンBの基本的な覚え方

イラストをただ眺めるだけでは、なかなか記憶に残りません。
おすすめは、イラストを「グループ」に分けて関連づけて覚えることです。
たとえば、
- 「トンボ」「うさぎ」「ペンギン」は生き物グループ。
- 「やかん」「万年筆」「机」は日用品グループ。
- 「トマト」「レモン」は食べ物グループ。
このようにジャンルでまとめると、思い出すときにもスムーズです。
さらに、イラスト同士をストーリーとして組み合わせると、記憶に残りやすくなります。

「うさぎがトンボの赤い目を見て跳ね上がった」「トマトをやかんで温めてトマトスープにした」など、自由に物語を作ってみましょう。
楽しく覚えられる方法を見つけて、毎日少しずつ練習することが大切です。
実践的な記憶法テクニック

ここからは、さらに効率よく覚えるためのテクニックを3つご紹介します。
アソシエーション法(連想)
イラストと自分の体験や記憶を結びつけて覚える方法です。
たとえば「戦車」を見たら「昔見た戦争映画」を思い出す、「ステレオ」を見て「昔好きだった音楽」を思い出す、といった具合です。
意味のある記憶と関連させることで、自然と頭に残ります。
ロケーションメソッド(場所記憶法)
自分の家やよく行く散歩道を思い浮かべて、そこにイラストを配置していく方法です。



散歩に出かけた日、私は「コート」を羽織って公園へ向かいました。
見上げた空には、軽やかに舞う「トンボ」と遠くは「飛行機」。道沿いの畑には赤く色づいた「トマト」あって、片隅では凛とした「百合」が静かに咲いていました。
リピーティング法(繰り返し)
シンプルだけど効果的なのが、繰り返し見る方法です。
寝る前や空いた時間に何度も見て、記憶を強化しましょう。
この3つを組み合わせて使えば、驚くほど記憶力がアップしますよ。
日常生活でのトレーニング方法:認知機能を高める活動

テスト対策だけでなく、普段の生活でも脳を鍛える方法があります。
たとえば「数独」や「クロスワードパズル」などの脳トレは、楽しみながら記憶力と集中力を高めてくれます。
また、「新しいことに挑戦する」のもとても効果的です。
料理のレシピを変えてみたり、簡単な英語を覚えたり、楽器を始めるのもおすすめです。
それから、「体を動かすこと」も脳にはとっても良い刺激になります。
ウォーキングやヨガなど、軽い運動を続けることで、血流が良くなり、脳が活性化します。
日常の中に無理なく取り入れて、楽しみながら脳を元気に保ちましょう。
まとめ
認知機能検査のイラスト記憶問題は、完璧に覚えなくても大丈夫。
出題される16枚のうち、36点以上を取れれば合格です。
仲間分けやストーリーを活用して、自分に合った覚え方を見つけましょう。
アソシエーション、ロケーション、繰り返しといった記憶法を使えば、よりスムーズに頭に入ってきます。
そして、日常生活の中でも脳トレや運動を取り入れることで、無理なく認知力を高めることができます。
リラックスして取り組んで、楽しく合格を目指しましょう!