【重要】LINEアカウントのセキュリティ確認のお願いという件名のメールは、フィッシング詐欺です。
LINEから「本人確認」や「セキュリティ確認」を装ったメールが届いても、絶対に身分証や個人情報を提出しないでください。
今回の詐欺は非常に巧妙で、公式を装う文面や緊急性を強調する手口が使われています。
でも、LINEはメールで身分証の提出を求めることはありません。
この記事では、詐欺メールの特徴や見抜き方、万が一届いた場合の安全な対処法を、具体的に分かりやすく解説します。
詐欺から大切なアカウントと個人情報を守るために、ぜひ最後までご覧ください。
今回のメールの内容です
件名:【重要】LINEアカウントのセキュリティ確認のお願い
日時:2025/07/22
平素よりLINEをご利用いただき、誠にありがとうございます。
LINEカスタマーサポートです。
お客様のアカウントにセキュリティ確認が必要なため、一時的に利用制限を実施しております。
以下の手順に従い、本人確認を行ってください。
■ アカウント復旧手順:
- https://〇〇××.com/supportLINE公式ヘルプセンターにアクセス
- 「アカウントの利用制限」を選択
- 指示に従い本人確認書類(運転免許証、パスポート等)を提出
■ 注意事項:
・本メールに記載のリンクをクリックする必要はありません
・手続き期限:7日以内(未対応の場合、アカウント停止の可能性あり)
・審査期間:3~5営業日
ご不明な点は、LINE公式サポート(https://contact.line.me)までお問い合わせください。
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LINEカスタマーサポート
※本メールへの返信は受け付けておりません
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LINEアカウントのセキュリティ確認詐欺を見抜く5つのポイント
LINEアカウントのセキュリティ確認詐欺を見抜く5つのポイントについて解説します。
- ①不審な送信元アドレスを確認する
- ②LINE公式ドメインと一致しているかチェック
- ③メール本文の内容・日本語の不自然さを見抜く
- ④身分証や個人情報の提出要求は要注意
- ⑤署名やロゴ・会社情報の有無を確認
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①不審な送信元アドレスを確認する
LINEを装った詐欺メールでは、送信元アドレスが「noreply@animauxetcompagnies.com」など、明らかにLINE公式とは異なるアドレスが使われるケースがほとんどです。
LINE公式のドメインは「@linecorp.com」などですが、詐欺メールでは全く関係のない海外サイトのドメインなどが利用されます。
たとえば動物関係や通販など、LINEとは無関係なドメインから届く場合は、確実に怪しいメールです。
受信したら、まず送信元のメールアドレスが本物かどうかを必ず確認してください。
どれだけ文面が丁寧でも、送信元が不審なら即削除が安全です。
②LINE公式ドメインと一致しているかチェック
LINEの公式アナウンスは、必ず公式ドメイン「@linecorp.com」や公式アカウントを通じて発信されます。
メールアドレスの「@」以降が正規ドメインでなければ、それだけで詐欺の可能性が非常に高いです。
特にアルファベットや記号が混ざった長いドメインや、海外の意味不明なURLなどは要注意です。
不審なアドレスだった場合、いかなる内容であれ無視してください。
ドメインの一致は、詐欺メール見破りの最大のポイントです。
③メール本文の内容・日本語の不自然さを見抜く
詐欺メールは、緊急性を煽るような内容や「審査期間:3~5営業日」など、期限を区切って焦らせる手法がよく使われます。
また、「一時的に利用制限を実施しております」など、ユーザーの不安をあおる文言が多いのも特徴です。
一見丁寧な文章でも、どこか敬語が不自然だったり、言い回しが日本語としておかしかったりします。
たとえば、「LINEカスタマーサポートよりご連絡いたします」など、公式文書にしてはやや曖昧な表現が多い場合は要注意です。
日本語の自然さや文体にも注目してみましょう。
④身分証や個人情報の提出要求は要注意
LINE公式がメールで身分証や個人情報の提出を求めることは絶対にありません。
運転免許証やパスポートなどの情報をメールやウェブフォームで求められた時点で、詐欺と断定できます。
提出してしまうと、なりすまし犯罪や闇バイト詐欺など、深刻な二次被害につながる恐れがあります。
個人情報の提出を求めるメールが届いた場合は、どんな理由があっても絶対に応じないようにしましょう。
不安なときは必ず公式アプリや公式サイトから直接確認してください。
⑤署名やロゴ・会社情報の有無を確認
LINE公式のメールには必ずロゴや会社名、住所などの署名が明記されています。
詐欺メールの場合、ロゴがなかったり、会社情報の記載が一切なかったりするのが大きな特徴です。
また、明らかに署名部分が省略されていたり、形式がバラバラだったりする場合も詐欺を疑いましょう。
署名や会社情報の有無は、信頼性を見極める大きなポイントになります。
少しでもおかしいと感じたら、絶対に返信や情報入力をしないように注意してください。
LINEを装ったフィッシング詐欺の手口と特徴7つ
LINEを装ったフィッシング詐欺の手口と特徴について、よく使われる7つのポイントを解説します。
- ①「セキュリティ確認のお願い」と緊急性を煽る
- ②アカウント利用制限や停止をほのめかす
- ③リンクのクリックを避ける指示
- ④結局は別手段で個人情報提出を促す
- ⑤本人確認書類の提出を要求
- ⑥不自然な敬語や書式に注目
- ⑦「手続き期限」など期限設定で焦らせる
それぞれの特徴を順番に見ていきます。
①「セキュリティ確認のお願い」と緊急性を煽る
このタイプの詐欺メールは、件名や本文で「【重要】LINEアカウントのセキュリティ確認のお願い」など、すぐに対応が必要と思わせるフレーズが使われます。
「セキュリティ確認」という言葉で、今すぐ対処しないとアカウントが危険になるかのような雰囲気を出してきます。
急いで手続きをしないといけないという心理を利用し、ユーザーの冷静な判断力を奪おうとします。
この“緊急性を煽る”という手口は、詐欺全般でよく使われるパターンです。
本物のLINE公式は、緊急性だけを強調するようなメールを送りません。
②アカウント利用制限や停止をほのめかす
メール本文には「お客様のアカウントにセキュリティ確認が必要なため、一時的に利用制限を実施しております。」といった表現が記載されている場合が多いです。
「対応しなければアカウント停止の可能性がある」など、ユーザーに強い不安を与えることで、思考停止させて行動を促します。
“今すぐ何かしなきゃ!”と思わせて、個人情報や本人確認書類の提出へと誘導するのが狙いです。
本当にアカウント利用制限などがあれば、LINE公式アプリや通知でしか連絡は来ません。
こうした文言があれば、詐欺を疑ってください。
③リンクのクリックを避ける指示
「本メールに記載のリンクをクリックする必要はありません」と一見安心させる内容が書かれている場合もあります。
ですが、実際には別の手段で個人情報の提出を求められたり、返信を促されたりすることが多いです。
「クリックを控えてください」と書いてあっても、どこか不自然に感じたり、結局は他の方法で個人情報入力を誘導してきます。
表面上は安全に見せかけながら、裏では危険な目的が隠されています。
こうした偽の“安心”アピールも要注意です。
④結局は別手段で個人情報提出を促す
メール本文には直接リンクを押させないよう記載されていますが、最終的には「本人確認手続き」と称して別の方法で身分証や個人情報の提出を促します。
たとえば返信を要求されたり、別のURLやQRコードを案内されるパターンもあります。
とくに運転免許証やパスポートなど、悪用可能な情報を細かく指定して求めることが多いです。
公式の連絡であれば、LINEアプリや正規サイト以外から情報を求めることは絶対にありません。
このような流れになった時点で即削除してください。
⑤本人確認書類の提出を要求
「本人確認書類(運転免許証、パスポート等)を提出してください」とメールで求めてくるのは、非常に危険な詐欺のサインです。
LINEがメールでこうした情報を求めることは絶対にありません。
詐欺グループは、あなたの大切な個人情報を悪用して、なりすましや他の詐欺に使おうとしています。
少しでも違和感を感じたら、提出せずに無視するのが鉄則です。
「公式なら…」と油断しないように注意してください。
⑥不自然な敬語や書式に注目
詐欺メールでは、敬語の使い方がややおかしかったり、文面に違和感があるケースが目立ちます。
たとえば「手続き期限:7日以内」や、妙に回りくどい表現など、日本語ネイティブならあまり使わない書き方になっていることがあります。
また、署名や会社情報が省略されている、ロゴが無いなど、細部が雑に作られている場合も要チェックです。
メールの全体的な雰囲気に不自然さを感じたら、まずは詐欺を疑うことが重要です。
小さな違和感にも敏感になるようにしましょう。
⑦「手続き期限」など期限設定で焦らせる
詐欺メールの多くは「7日以内」など、手続き期限を設定して急がせてきます。
「対応しないとアカウントが停止されます」といった、強いプレッシャーを与える表現も多いです。
これは冷静な判断をさせないための典型的な手口です。
慌てず、期限付きの案内にはすぐに反応しないことが大切です。
本当に大事な連絡なら、公式アプリや公式サイトで必ず案内がありますので安心してください。
LINEが絶対にメールで要求しない3つのこと
LINEが絶対にメールで要求しない3つのことについて解説します。
この3つはどれも絶対に覚えておきましょう。
①本人確認書類の提出
LINEが公式で本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)の提出をメールで求めることは一切ありません。
どんな理由をつけてきても、メールで「本人確認書類を送ってください」と案内があれば、確実に詐欺です。
公式な本人確認は、LINEアプリ内や公式サイトからの案内のみで行われます。
個人情報の提出は、悪用されてしまう危険があるため、どんなに丁寧な文面でも絶対に応じてはいけません。
この点は断言できますので、迷わずメールごと削除してください。
②アカウント情報やパスワード入力
LINE公式がメールでIDやパスワードなどアカウント情報の入力を求めることも絶対にありません。
メール内のフォームやURLに個人情報を入力してしまうと、アカウント乗っ取りや不正アクセスの危険が高まります。
本物のLINE運営からの連絡であれば、必ずLINEアプリや公式サイト上で手続きの案内が届きます。
怪しいメールでは、個人情報の記入を絶対にしないでください。
アカウントを守るためにも、この点はしっかり覚えておきましょう。
③メール返信やリンククリックでの手続き
LINE公式からの案内で、メールへの返信やメール内リンクのクリックによる手続きを求められることはありません。
たとえ案内が本物っぽくても、メールから直接リンクにアクセスしたり、返信してしまうと、詐欺の被害に巻き込まれるリスクがあります。
手続きや確認が必要な場合は、必ずLINEアプリ内の「公式からのお知らせ」や公式サポートページから行いましょう。
メールやSMSのリンクや返信には、絶対に反応しないように気をつけてください。
安全のためにも、LINEからの案内は公式チャネルだけを信用しましょう。
詐欺メールが届いた場合の正しい対処法5ステップ
詐欺メールが届いた場合の正しい対処法5ステップをまとめます。
この5つのステップで、被害を未然に防ぎましょう。
①即削除して一切反応しない
まず、詐欺メールだと感じたら、開かずに即削除するのが一番安全です。
メールに反応したり、返信したりすると、相手に「生きたメールアドレス」と認識されてしまい、さらに多くの詐欺メールが届く可能性も高まります。
どんなに心配になっても、メール自体に触れないことが大切です。
メールを開封するだけでもリスクになる場合がありますので、とにかく無視して削除してください。
これが一番確実な予防策です。
②添付ファイル・リンクは絶対に開かない
詐欺メールにはウイルスが仕込まれている添付ファイルや、偽サイトへ誘導する危険なリンクが記載されていることが多いです。
たとえ本文に「クリック不要」や「開かなくてOK」と書かれていても、巧妙に誘導される場合があります。
絶対に添付ファイルをダウンロードしたり、メール内のURLをクリックしないよう注意しましょう。
不安を感じたら、メールの内容を無視して、とにかく何も操作しないことが大事です。
安全のためにも、何も触らずに削除することを徹底してください。
③不安ならLINE公式アプリ・サイトから確認
もし「本当に自分のアカウントに問題があるのでは?」と心配になった場合は、必ずLINE公式アプリや公式サイトから直接確認しましょう。
メールやSMSの案内には絶対に従わず、正規の公式アプリやサポートページで状況を確認できます。
本物のLINEからであれば、公式アプリ内の通知や「公式バッジ付き」アカウントで連絡がきます。
不審なメール内容に悩んだときは、必ず「自分で公式からアクセスする」のが鉄則です。
それだけで大切な情報を守ることができます。
④迷惑メールフィルターを強化する
迷惑メールやフィッシング詐欺の被害を減らすためには、迷惑メールフィルターを強化するのも効果的です。
メールアプリやプロバイダの設定で、怪しいメールが届きにくくなります。
さらに、パソコンやスマートフォンのセキュリティソフトも最新の状態に保ってください。
定期的にフィルターやセキュリティの見直しをすることで、詐欺リスクがぐっと下がります。
自分でできる対策をしっかり整えておきましょう。
⑤公式チャネル以外の連絡はすべて無視
LINEの連絡は必ず公式チャネルを通して行われます。
それ以外のメールやSMS、SNSのDMなどはすべて無視してください。
たとえ「重要」と記載されていても、公式以外の連絡は信用してはいけません。
何かあった場合も、LINE公式の「お知らせ」やサポート窓口からのみ確認・相談するようにしましょう。
安全のためにも、疑わしい連絡は一切無視して問題ありません。
まとめ|LINEアカウントのセキュリティ確認詐欺に絶対注意!
主な詐欺の見抜き方 | 該当するh3見出し |
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不審な送信元アドレスを確認 | ①不審な送信元アドレスを確認する |
公式ドメインかチェック | ②LINE公式ドメインと一致しているかチェック |
日本語や本文の不自然さ | ③メール本文の内容・日本語の不自然さを見抜く |
身分証や個人情報提出の要求 | ④身分証や個人情報の提出要求は要注意 |
署名や会社情報の有無 | ⑤署名やロゴ・会社情報の有無を確認 |
LINEアカウントのセキュリティ確認詐欺は、公式を装った巧妙なメールやSMSで、ユーザーの個人情報や身分証をだまし取ろうとする危険な犯罪です。
送信元アドレスやドメイン、不自然な日本語や表現、身分証要求の有無、署名の不備などを必ず確認してください。
LINEがメールで本人確認やパスワードの入力を求めることは絶対にありません。
万が一メールが届いても、リンクや添付ファイルを開かず即削除、不安なときは必ずLINE公式アプリ・サイトで確認しましょう。
冷静に対処することで、詐欺被害は未然に防げます。